運動不足と体重増加で産道に肉が…陣痛促進剤と吸引分娩で出産した体験談。

出産のトラブル、失敗した体験談

運動不足と体重増加で産道に肉が…陣痛促進剤と吸引分娩で出産した体験談。

私は小学一年生と三歳の息子を持つ母です。現在、32歳ですが、一人目は24歳で出産しました。つわりもあまり酷くなく、赤ちゃんも私も特に問題なく妊娠期間を過ごすことができたので、一番リスクが少ない自然分娩で出産に挑むことにしました。帝王切開や無痛分娩など他の出産方法を経験していないのですが、周囲の話を聞く限り、自然分娩で出産できてよかったなと思います。若かったこともあり、身体の回復も早かったので割と早く動くことができました。

出産にかかる費用や市役所などでの手続き、いろいろな書類を準備する必要があり、産後に慌てないために準備していたつもりでしたが、産後はいろいろな書類が足りず慌てることが多かったです。検診や出産に思っていたより費用がかかったので、もう少し補助金などの制度を手厚くしてほしいです。検診や出産だけではなく一人目は買いそろえるものも多いので、子供一人を産むためにとてもお金がかかります。

妊娠中はとにかくお腹が空くので食べては寝て、食べては寝て、を繰り返した結果、体重が22kg増加しました。運動もあまりしなかったので、予定日を一週間過ぎても陣痛がきませんでしたので、陣痛促進剤を使用しての出産となりました。陣痛促進剤を使用してもなかなか陣痛がこず、やっと夜中に陣痛が起こりました。痛みに耐えきれずイタイと何度も叫んでしまいとても辛い出産になりました。体重が増えすぎたので産道に肉がついてしまい赤ちゃんが産道を通過できず、吸引でのお産となりました。安産でしたが、もし二人目が産まれる時は自己管理をしっかりしようと反省しました。

出産してからは、基本的に母子同室という産院でしたので、夜中に出産し一晩眠れずそのまま赤ちゃんと同室でした。体力的にも精神的にもぎりぎりな状況だったことと、授乳も初めてなのでうまくいかず、病室で泣いていました。助産師さんの数が少ない産院だったため、なかなか助産師さんにアドバイスを頂くこともできず、新生児の育児についてよく分からないままの退院だったため、もう少し手厚いケアがあればよかったなと思います。母と主人に助けられながら、新生児の時期を乗り越えられました。母と主人がおらず一人の育児だったらと思うとぞっとします。

これから出産を迎えられる方は体重管理と適度な運動を必ず行ってください。切迫流産の危険性があるなどお医者さんから運動などを止められていない方は、自分を甘やかせてしまうと出産がとても辛くなりますし、産道に肉がつくなどありえないと思っていましたが、産道に肉がつくと、赤ちゃんも苦しくて辛くなってしまいます。助産師さんのアドバイスどおり、きちんと管理した妊娠生活を送ることはとても大切です。適度な運動は適切な陣痛を起こすことにもなります。二人目は陣痛促進剤を使用しなかったので、一人目とは比べ物にならないほど陣痛が楽でした。

また、出産をすることで本当に自分の時間は少なくなります。子供が産まれると自分は二の次になってしまいますので、妊娠中にやりたいことをリストアップしておくのもおすすめです。夫婦でゆっくり食事をしたり、紅葉を見に行くなどゆっくりした時間を大切にしてください。マタニティヨガやマタニティビクスなどの教室に行くと他の妊婦さんと話ができるので、不安なことも自分ひとりじゃないんだと安心できます。産後、周囲に頼れる人がいない場合は市内で産後の相談に乗ってくれる機関があるので一人でかかえこまず、頼って育児することも大切です。今後は何年か子供中心の生活になっていくと思いますが、子供の笑顔は何にもかえがたく、笑顔一つで幸せだなと感じることができます。