初産でお腹が痛くなり病院に電話しても「まだ大丈夫」ばかり…子宮が開くのが早いタイプで1時間で出産した体験談。

出産のトラブル、失敗した体験談

初産でお腹が痛くなり病院に電話しても「まだ大丈夫」ばかり…子宮が開くのが早いタイプで1時間で出産した体験談。

私は、今は42歳。初めて出産したのは25歳でした。出産方法はたくさんありますが、幸い、私はずっと順調に過ごせていたので普通分娩を選びました。先生から、「普通分娩が一番だよ」と、言われていたからです。体調は良かったのですがとにかく不安だったのが病院でした。病院自体は先生も親切でしたし、問題が無かったのですが、家からの距離です。ここ近年での少子化により、近所の産婦人科が減ってしまっていたのです。一番近い病院でも車で30分かかります。普段の検診ならそれでもいいのですが、いざ、陣痛が始まってしまったら大丈夫なのだろうか?と、心配していました。初めての出産。何が何だか分からない状態です。不安になるのも仕方がありませんでした。

そして、ずっと順調に過ごしていたのですが、順調すぎて食欲も旺盛でした。気がついたら15キロも体重が増加していて、さすがに先生に怒られてしまいました。そうしていると次の検診では逆子になっている。と、言われて驚いてしまいました。逆子体操を教えてもらって毎日していたのですがなかなか戻らない。先生もこのままだと帝王切開をするしかない。と言っていたのですが、ギリギリになってやっと戻ってくれ、無事、普通分娩となりました。

しかし、何せ初めてのこと。陣痛はすごく痛い。と、聞いていました。朝からお腹が痛い。それでも予定日までまだ1週間ある。その上、2日前での検診では、「まだまだかかりますね」と、言われたばかりでした。そのまま我慢して過ごしていたのです。お昼になると痛みが少し酷くなっていました。それでも陣痛はもっと痛いはずだ。と、思い、過ごしていました。夜になって主人が仕事から帰ってくるなり私を見て驚いたのです。私は気がつかなかったのですが顔が真っ青だったそうです。そう、私は自覚をしていなかったのですが朝から陣痛が始まっていたのでした。

慌てた主人が病院に電話をしたのですが返事が「まだまだ大丈夫です」夜中になりそれでも、さすがに痛くなっていたのでまたまた病院へ電話「大丈夫ですよ。でも、心配なら来てください」と、言われて慌てて行きました。病院に着いたら助産師さんが待機してくれていたのですがやはり、「まだまだですよ」と。しかし、実際、内診をすると一変「大変、もう始まりますよ」と、大慌て。私もまだ覚悟していなかったので焦りました。結局、病院に着いた1時間後には産まれていました。どうも、私は子宮が開くのが人よりもとても早いみたいで、急にお産が始まってしまうタイプだったみたいです。カルテ上ではまだまだだったのですが、実際は早かったのです。

とてもいい病院だったのですが、その時の電話対応だけが残念でした。カルテではそうでも、お腹が痛いと電話していたのですから、すぐに受け入れてほしかったです。もし、その言われたまま我慢していたら自宅出産となってしまっていたところでした。お産をする時は、やはり自宅からの距離がポイントとなってきます。そして、いつでも快く対応してくれる所です。

そして、お産は急に始まります。よく、初めてのお産は予定日よりも遅れる。と、いいますがそれは人それぞれ。早い場合もあるので、準備をしておく方が慌てなくてすみます。早めに入院セットをカバンに入れておけば、いざお産となった時に「あれがない、これがない」と、ならずに済みます。そして、入院をするとすぐに病院に預けなくてはいけないものがある場合があります。それを別の袋に入れて主人に渡すよう伝えておけばスムーズにお産の準備ができます。誰だって不安になるのがお産。準備さえきちんとしておけば少しは不安が和らいで出産ができます。