悪阻と切迫早産で高額になったうえ、麻酔の前の陣痛促進剤で地獄の痛みが…無痛分娩で出産した体験談。

出産のトラブル、失敗した体験談

悪阻と切迫早産で高額になったうえ、麻酔の前の陣痛促進剤で地獄の痛みが…無痛分娩で出産した体験談。

わたしは現在27歳で、今年出産したので出産した時の年齢も27歳です。出産時は体調も良く、予定通りに計画分娩の日を迎えました。分娩方法は無痛分娩を選択しました。痛みに弱く、陣痛が来るのが恐怖だったことや、計画分娩で主人に立ち会ってもらいたかったことが無痛分娩を選んだ理由です。産後の経過もかなり良かったので、無痛分娩を選択して良かったと思っています。

わたしが出産した産院は、地元でも費用が高いことで有名で、そこで無痛分娩をすることで更に費用が高くなることが心配でしたが、無痛分娩だけは譲れないと思っていたので費用に関しては諦めました。出産前も、悪阻がひどく2日に1回点滴に通ったり、出血して切迫早産と診断され、検診の回数が増えたりしたので、トータルで出産までにかかった費用はかなり高くなっていると思います。妊娠してから出産まで予定外の出費が多かったのも困りましたし、検診の費用も他の産院に比べると高めだったことと、毎回の薬代がかさんで辛かったです。

出産で嫌だったことは、無痛分娩なのに麻酔をしてもらえるまでに時間がかかったことです。出産方法を決める時に、主治医の先生から、子宮口が3センチ開くまでは麻酔はできませんと説明されていたのですが、3センチくらいなら陣痛が来る前に開いている妊婦さんも多いですよと言われていたので、もし開いていなくても3センチくらいならすぐ開くだろうと思っていました。

しかし、実際は子宮口が開くまで、陣痛促進剤を入れてから3時間かかりました。自然に来る陣痛は徐々に痛みが増すらしく、3センチくらいならそんなに痛くないと出産経験のある友人に聞いていたのですが、陣痛促進剤を使うと突然すごい痛みに襲われて、その痛みが2〜3分感覚で訪れます。その痛みに3時間耐えるだけで、死ぬかと思った記憶があります。

また、陣痛中の子宮口を確認する内診が驚くほど痛かったのも嫌でした。麻酔を入れたら何も痛くなくなるよと先生に言われたのですが、麻酔を入れるまでの時間がすごく長く感じました。麻酔を入れてからは、それまでの陣痛が嘘のように痛みがなくなり、落ち着いて出産することができました。しかし、陣痛の最も痛い時間帯を経験せず、会陰切開も縫合も麻酔が効いた状態で行ったので全く痛くなかったのですが、産後の痛みがひどかったです。会陰切開したところの傷がズキズキ痛んで辛かったのと、骨盤が開いているので腰の痛みもありました。わたしは持病に喘息があるので、座薬を使ってもらうことができず、ひたすら弱い痛み止めの薬を飲んで耐えるしかありませんでした。

お産自体は満足していますが、事前に痛み止めの座薬が使えないことや陣痛促進剤を使うとどのくらいの感覚で陣痛が来るのかなどを聞いておけば、もう少し心の準備ができたかなと思います。また、陣痛の痛みはある程度想像して覚悟ができますが、産後の痛みについては産んでみないとわからない痛みだと思うので、誰か教えてくれたら良かったのにと思いました。

これから出産を迎える方は、出産方法を決める時に気になることは全て主治医の先生や助産師さんに聞いて、納得して出産されることをオススメします。また、出産の時はできるだけ集中した方がいいので、立ち会いは主人と実母のみなどの希望もしっかり伝えておきましょう。病院によっては、出産時に好きなアロマを焚いてくれたり、好きな音楽をかけてくれる所もあるので、そんな希望も伝えておいてリラックスして出産できるように準備しておくといいと思います。無痛分娩などは扱っている病院も限られているので、自分が出産する病院でしてもらえるのかは初期の段階からしっかり確認しておいた方が良いですよ。