低血圧で無痛分娩から通常分娩になり会陰切開…立ち会い出産で実母にイライラした体験談。

出産のトラブル、失敗した体験談

低血圧で無痛分娩から通常分娩になり会陰切開…立ち会い出産で実母にイライラした体験談。

43歳の主婦です。35歳のときに男の子を出産しました。無痛分娩を希望していたのですが、出産2ヶ月前に急遽産院の方針変更があり、無痛分娩が受けられなくなってしまいました。ですので急遽通常分娩をすることに。無痛分娩の為にちょっと遠い産婦人科を選んだのですが、私は車を運転しないので、夫とスケジュールを合わせて頑張って通院していました。なので無痛分娩ができなくなったことがとてもショックでした。結局バタバタと普通分娩で出産しましたが、後で聞いたところ、無痛分娩は、麻酔を入れた時に血圧が急に下がる事があるらしく、もともと低血圧だった私は、リスクを考えるとむしろ普通分娩でよかったのかもしれないと思えるようになりました。

当時私はとても体調が良く、焼肉を食べたり階段の上り下りをしていたら破水し、夜中に産院に入院しました。38週目でした。夫が会社からすぐ駆けつけてくれ、一緒に廊下を歩いてくれたりしてとても助かりました。私の母は分娩室に入る1時間ほど前に到着したのですが、母に分娩室に入ってもらったことを後悔しました。好奇心旺盛で何事も楽観的な母は、私が苦しんでいても「このくらい大丈夫よー私の頃はもっと大変だったのよ」の様な事を言い、励まされるどころか、苦しんでいる私にたいしたことないと言われる事で逆にイライラしてしまいました。いよいよ赤ちゃんが出てくる時には、先生に「先生側から見ていてもいいですか?」などと好奇心丸出しの発言をし、先生から断られていました。いくら実の母といえども、赤ちゃんが出てくるところをまじまじと見られるのは気分が悪いです。 痛みに耐えながらも、断ってくれてよかったと思っていました。ですから私の場合は分娩室に母がいたことで、心の支えになることが一切なかったです。何も知らずに真剣に励ましてくれている主人の方がよっぽど頼りになりました。これは母の性格にもよるのでしょうが、失敗したなと思いました。

私は個人の産院でサービスが良い所で出産しました。個室も綺麗で快適ですし、食事も毎食とてもお洒落なものが出てきます。出産した後にはご褒美の夫婦揃ってのディナーフルコースのサービスも付いていましたが、今考えると豪華な食事は必要なかったなと思います。出産後は基本的に赤ちゃんのお世話と体を休めることで精一杯ですので、あまり動き回ることがありません。なので入院している数日の間に立派な食事とディナーでだいぶ太ってしまいました。その後私は母乳育児がなかなかできず、ミルクで育てていたこともあり、体重が戻らず苦労しました。出産する前に考えていた魅力的なサービスは、健康な時こそ嬉しいものであって、出産のドタバタを考えると、必要なかったかなと思っています。私は出産時に会陰切開をしたので特に、出産後は傷口が痛くて痛くて、歩くのもそろりそろりという状態でした。ベットに横になっているのも痛くて四つん這いになって痛さをしのいでいました。そんな状態ですので、実際その場になってみると、体力的にもきつく、ディナーどころではなかったです。

赤ちゃんを抱えて階段を降りている時には、慣れない赤ちゃんを抱えて降りるということで、私は階段を踏み外しそうになり、もう少しで赤ちゃんを落としてしまいそうになりました。今でも家族に言われるくらい危なかったです。

体験から、滞在するのに快適で綺麗な個室は助かったので、産院を選ぶ時に個室がある程度綺麗なことを重視し、ご褒美のフルコースや食事などの面はあまり必要ないなと思います。分娩室に入り立ち会ってもらう人は、夫の性格や母の性格をく考えてから選んだ方が良いです。1人で出産するのは不安ですが、そう何人も必要なものではありません。飲み物飲ませてくれたり、優しい言葉をかけてくれたりしてくれる人が1人いれば充分です。出産直後は赤ちゃんを扱うのに慣れていないので、階段の上り下りは極力避けた方がいいです。無痛分娩を選択される方は、どのようなリスクや症例があるのかを良く調べてから決めるべきだと思いました。