現在41歳ですが、39歳の時予定外の妊娠で出産する事になりました。もともと極度の痛がり。一人目は無痛分娩を躊躇なく選びましたが、二人目は諸事情で普通分娩を選ばざるを得ず、結果30時間に及ぶ辛い陣痛が大きなトラウマになっていました。3人目を妊娠したと分かった際、最初に思ったのは「産むにしてもそうじゃないにしろ、またあの痛い思いをしないといけないのか・・・」と泣けてくるほど。それでもどうせなら産もうと夫と結論付け、無痛分娩の処置をしてくれる最寄りの産院を選び、門をたたきました。
ママ友情報でもすこぶる評判よく、ホームページを見てもしっかり無痛分娩も扱っているとうたってる・・・ところが、予想外の事が通院してはじめてわかりました。それは、私の産院選びをするにおいて一番重要視する「無痛分娩」が出産時必ず利用できるとは限らないこと!無痛分娩ができる医師の都合で、無痛分娩の処置は平日の昼間に限られるというのです!
自慢じゃありませんが、上の子二人とも夜中の出産でしたし、お腹の子の出産予定日もGWの真っただ中の一日!これは絶対無理だ・・・絶望し、話をした助産師の前で泣いてしまった程です。助産師と面談を繰り返し、この産院で産む事を決意しました。だたし、予定分娩でGWが始まる1週間前に促進剤で出産するという事を先方にOKをもらった上で。
ところが、母の心子知らず・・・人生思うようにはいかないものですね。出産予定日1週間前になっても子宮口は全く開いてこず、入院して子宮口を広げるあらゆる処置をしましたが効果もなく、陣痛が自然に来る事はありませんでした。医師も、最初は予定分娩にOKしていたものの、ここまで子宮口を広げる処置に効果がない事を考えると今促進剤を入れても辛いだけかもしれない・・・及び腰になってしまったのです!1週間の入院中、ひたすらスクワットと散歩をして一日を過ごしましたが結局効果もなく・・・痛い処置と無駄な出費だけを残して一旦退院することになってしまいました。
ここまでくると、もう私もあきらめの境地・・・。GWの真っただ中の祭日の夜中、出産予定日に日付が変わった途端に破水し、病院に舞い戻ることになりました。破水だという事で陣痛中ずっと横になることを強制され、その上羊水を補給する為に、子宮口から生理食塩水?を子宮内に送る処置も受け続けました。ただでさえ陣痛が辛いのに、横の体制で点滴と羊水追加2本のチューブを付けられ地獄の時間でした・・・。
勿論、無痛分娩は使えず。その代わり?和通分娩とその病院では言ってましたが、点滴のルートから鎮痛剤を投与する処置を受けましたが、はっきり言って何も効果は感じられませんでした。悶絶しながら数時間、なんと胎児が旋回異常になっていると言われ、またもトラブル!
ところが、帝王切開の用意を進める助産師の横で、「経産婦だから大丈夫、出せる!」と妙にポジティブな医師が私の子宮に両手を突っ込んで子宮口を無理やり広げだしたのです!陣痛の数倍痛い処置!「痛いからやめて~!!」と泣き叫ぶ私に、「痛いことしてるもん~」とどこ吹く風な医師、蹴り倒したかったです。
痛いのはまだ続きました。その後、頑張って頑張ってやっと出産!終わった~と一息つく間もなく、さっきの医師がまた私の子宮口に手を突っ込み、バリバリと胎盤をはがし始めました!後で聞くと、血圧が異常に上がっていたため妊娠高血圧症候群の症状が進むのが怖かったみたいです。ぎゃー!!!この時も叫びまくってた私・・・。
2人目の30時間の陣痛も辛かったですが、3人目の8時間の出産もかなり痛い思いをしました。いや、瞬間的な痛みは3人目が一番だったかも。それもこれも病院が24時間265日無痛分娩を提供していたら・・・いやいやせめてこの情報をHPにしっかり明記していたらこんな思いをしないで済んだのに・・・その思いがぬぐえません。
これから出産を予定されている方へ。
出産する際、HPの情報も大切ですが、実際行って初めてわかる情報もたくさんあると思います。そして、その新情報で一旦その病院での出産を考え直す勇気を持つことも大切なのかもしれません。妊娠初期の初診料、8000円とかかなり高額なのでもう一回別の病院で払う事を考えるとためらってしまいますよね。でも、出産時の記憶は一生のものです。その時に後悔しない為に、是非一度立ち止まって見ることをお勧めします。