妊娠中に急きょ姑との同居…病院を追い出され、産後の身体や悪露、洗濯に無理解な姑との体験談。

出産のトラブル、失敗した体験談

妊娠中に急きょ姑との同居…病院を追い出され、産後の身体や悪露、洗濯に無理解な姑との体験談。

私は50代の主婦です。出産当時は43才で二人目を出産しました。つわりもほとんどなく、順調でしたが、臨月になって血圧が高くなってしまいました。当時住んでいた地域には出産のできる婦人科が少なかったので、電車に乗って隣の市の検診も出産も出来る病院に通院していました。ところが、急きょ義母の家で同居することになりました。義母の家から病院まで電車で2時間くらいかかります。車だと渋滞するのでもっとかかります。病院を変わろうにも、義母の家の近くの病院は計画出産なので、出産する日にちを予約しなくてはいけない仕組みでした。臨月になっての変更は不可能でした。

通院していた病院は計画出産は行っておらず、陣痛が来てから入院するスタイルです。陣痛が来てから、電車を乗り継いで病院へ行くのは不可能です。陣痛で救急車を呼ぶのは禁止されていて、罰金も科せられます。上の子の面倒も見なくてはならず、計画出産が出来ないか病院に相談しましたが、取り合ってもらえませんでした。

健診の際に血圧が高いこと、血糖値も高めであることから、陣痛促進剤を使って予定日より1週間早く出産することになりました。前日に子宮口を広げる管のようなものを挿入して、入院しました。翌朝から助産師が陣痛促進剤を点滴しながら様子を見てくださいました。人間的だったのはこの女性だけで、娘をとり上げた医師は検診の途中で患者を放置したまま、分娩室に来ていました。きちんと患者を診終ってから分娩室に来て欲しかったです。

出産出来る病院が減っているので他の市からも妊婦が通っているのを知っているのに、経営がうまくいかないのか、どんどん看護師が減っています。なにか相談したくてもスタッフがいないし、やっとスタッフを見つけて話しても人によって答えが違いとても困りました。病室の希望を出しても受け入れてもらえず、病室によって設備も違います。分娩後、体を休める必要があるのに、講習が多くてほとんど休めず、基本的な入院の日数も短くなっていました。夫の迎えの都合がつかず、退院の時間を遅らせて欲しいとお願いしたところ、受け入れられないと言われ、へその緒の取れていない娘とともに追い出されました。病院選びは重要だと思いました。

退院し、義母の家に戻りました。急な同居、バタバタした出産で義母は娘の誕生を前向きに受け止められなかったのでしょう。義母は2人の子供がいて、4人の孫がいるにもかかわらず、出産や赤ちゃんのことをすっかり忘れていました。出産直後ですから、私は悪露がでます。ナプキンを捨てる必要がありますが、トイレにゴミ箱がありませんでした。そこで「トイレにゴミ箱を置かせてください」と言うと「台所のごみ箱に捨てなさい」と言われました。トイレに行くたびに、みんなのいる居間を通って台所のごみ箱にナプキンを捨てさせられました。臭いも気になりますし、他の人からも見えてしまいます。とてもストレスでした。

どうやら義母は悪露のことをすっかり忘れていたようで、何度説明しても「もう生理が始まるなんて早すぎるね」と言われました。体力が戻すためにも休みたいのですが、横になることさえ許されませんでした。家族が増えたので洗濯物も増えますが、毎日洗濯すると嫌な顔をされました。出産直後でこれだけ食い違うのですから、どんどん変わっていく、離乳食の進め方や予防接種の受け方などまた食い違うのだろうなと考えるだけでげっそりしました。

妊娠がわかったら、義母とも連絡をとって、出産や育児のことを思い出してもらい、変わっていることもたくさんあることを時間をかけて理解してもらう必要があると思いました。