現在、35歳になります。ありがたいことに2人目を授かることができ、出産した時は年齢が33歳を迎えた頃でした。1人目の時よりもつわりも軽く、体調も順調で妊娠生活を過ごすことができました。1人目の時と同様に、自然分娩を希望しており、予定日が近づくにつれてドキドキ待ち遠しい気持ちでいっぱいでした。自然分娩を希望していたのも、1人目の出産の感動がものすごく印象的だったため、「絶対に自然分娩で生みたい!」という気持ちが強くありました。
2人目の出産を終える前も終えてからも、自然分娩を選択して本当によかったなと心から思っています。2人目を妊娠中に、病院の先生から超音波検査で「赤ちゃん小さめだね~。」と妊娠中期の段階で言われていました。ですが、妊娠後期になってくるとだんだん赤ちゃんの体重も大きくなってくるだろうと勝手に思っていました。1人目の時に体重管理にかなり苦戦したので、2人目を妊娠中は体重管理に気を付けていました。心のどこかで「体重気にし過ぎているのかな?」という気持ちも芽生え始めていました。
出産直前になっても先生からは「赤ちゃんやっぱり小さめだね~。」と相変わらず小さめの我が子でした。「自分自身がいけないのかな?」と不安にさいなまれました。ですが、出産を間近に控えていたため、もう不安どうのこうのと言っている場合ではありませんでした。
それから数日して、出産予定日の3日前に陣痛のような兆候があり、病院へすぐさま電話をして「念のため入院の準備をしてきてください。」とのことでした。モニターで陣痛かどうかを確かめたところ、前の週に前駆陣痛のようなものが確認されていたので「これが陣痛ですね!」ということになり、即入院になりました。
入院してすぐに陣痛促進剤を投与し、本格的な陣痛を待っていました。経産婦ということもあり、予想以上に本陣痛になるのが早くビックリしました。本陣痛から何と2時間というスピード出産でした。希望通り、自然分娩で出産することができたので本当によかったです。
ですが、人生でも忘れられない出来事がその後すぐに起こりました。出産を終え、会陰切開を行っている時でした。出産時は担当してくださった先生とは別の先生が来て下さいました。その先生から耳を疑うような言葉が聞こえてきました。その言葉というもの、先生から「赤ちゃん小さいね~。お母さん栄養摂り過ぎなんじゃない?!」と一言…。先生はもしかしたら冗談のつもりだったかもしれませんが、お腹の中で少しでも大きく育ててあげたいという母親の気持ちに泥を塗るような一言でした。思わず心の中で「何その言い方!」とブチぎれてしまいました。
妊娠中からお腹の赤ちゃんに対して「申し訳ない…。」という気持ちが常にあり、「自分がいけないから赤ちゃん小さめなのかな?」と自分を責めることもありました。そんなデリケートな妊婦の気持ちを、先生ともあろう人が言っていいのかと怒りが今でも込み上げてきます。1人目の時よりも体重管理に気を配っていたため、決して栄養摂り過ぎということはありませんでした。そういった妊婦の努力や心掛けや苦労を先生ともあろう人がなぜ理解していないのだろうと悲しくなります。
同じように、お腹の赤ちゃんが小さめで悩んでいらっしゃる方も多いと思います。出産する産院選びや病院選びで、なるべくなら妊婦さんの心に寄り添ってくれるような産院選びや病院選びが大切だなと改めて思います。心無い言葉は一生残ります。妊娠中はメンタル面がとてもデリケートなので、さらに心無い言葉言葉がグサっと刺さります。
心無い先生ではなく、心ある先生の元で出産という喜びの瞬間を心から迎えられますように!