現在44歳の主婦です。二人目の子どもを出産したのは35歳の時でした。出産は、一人目の時同様に、無痛分娩を選択しました。虚弱体質で体力に自信がなく、里帰り出産もできなかった私にとって、この出産方法は大正解でした。和やかな雰囲気の中で、痛みのほとんどないお産となりました。そこまでは良かったのですが、、、。
一人目のお産の時は、会陰切開をしていただき、産後に綺麗に縫っていただいたおかげで、とても順調でした。が、二人目は。。ドクターが「二回目の出産は、会陰がよく伸びるようになっているから、今回は切開やめとくね。」とおっしゃったのです。「切ったり縫ったりせずに済むなら、その方が嬉しい。」と思ったのですが、なんと我が子、ドクターの予想を上回る頭の大きさ(!)で、私の会陰はビリビリに裂けてしまったんです。
「裂けちゃったけど、キレイに縫ったから大丈夫ですよ。」と言われ、一安心。その時は麻酔が効いていて痛みも感じなかったのですが、麻酔が切れてくると痛いのなんの!!!ベッドに寝ていてもズキンズキン。ちょっと歩いただけで、擦れて痛くて痛くて、飛び上がりそうです。悪露があるから、下着をずらしておくわけにもいかず、ひたすら耐えるのみでした。
看護師さんに相談しましたが、まさかそんなに酷いことになっていると思わなかったようで「赤ちゃん産んだんだから、多少は誰でも痛いものよ。」と流されてしまいました。忙しそうにされている看護師さんに、私もそれ以上聞けなくなってしまいました。明らかに一人目出産時と痛みが違うような気がしたけれど、数年前のことだから、「大袈裟なのかなぁ。気のせいかなぁ。」とも思ってしまって。
けれど、シャワーを浴びる時にびっくりです!!!服を脱いで、ふと鏡を見ると、普通に立っている状態なのに、会陰部分が腫れてるのが見えたんです。翌日になってドクターに診察していただくと、ドクターも驚かれて「これは痛かったね。」と、軟膏を出してくださいましたが、既に昨日からの痛みで私はフラフラでした。それなのに、悲劇はまだ続きました。
会陰が痛いからトイレできばるのが怖くて、便秘にならないようにと、水を沢山沢山沢山飲んでいたんです。でも、産後から急激に発達してくる乳腺に、水分のとりすぎは良くなかったようでした。必要以上に胸がパンパンになって、今度は胸が痛くて痛くて。マッサージをしていただきましたが、結局、乳腺炎になってしまいました。
お世話になった産婦人科は、ドクターの腕が良く、看護師さんも親切で、とても良い病院だったので、トータルでは、この病院で出産して良かったと思っていますが、思わぬハプニングでした。これから出産を控えていらっしゃる妊婦の皆さん。初めての経験で分からないことだらけだったり、忙しそうにされているドクターや看護師さんを見ていたら、つい聞きたいことも聞けなかったり、、、ということもあるかもしれませんが、自分の体の状態を一番よく分かり、自分の体を本当に守れるのは、自分だけです!遠慮したり、一人で不安を抱え込んだりせず、不安なことはきちんと質問して、疑問をクリアにしていってくださいね。
そして、予備知識も大事です。何でもかんでも質問するのは、さすがに迷惑です。産後は育児がはじまりバタバタするから、ゆっくり本を読んだり調べものをしたりする時間もなかなかありません。どうか出産前に、ちょっとした知識を身に付けて、安心して出産の日をお迎えくださいね。
最後に、産婦人科選びは、もちろん腕の良いドクターがいらっしゃる病院が何より重要ですが、食事が美味しい病院を選ぶと得した気分になれますよ。退院すると、しばらくは食事を楽しむ余裕なんかゼロです。美味しい食事で、短い入院ライフを楽しめたらいいですね!